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坑道 こうどう mine gallery; gateway

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

坑道
こうどう
mine gallery; gateway

鉱山や炭鉱で,採鉱や採掘,機械や材料などの搬出入,労働者の往復,または通気などのためにつくられた地下道。坑道の種類には水平面を基準 (水平準) として水平坑道,斜坑,竪坑などがあるほか,用途や掘削方法により多種の名称分類がある。

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デジタル大辞泉の解説

こう‐どう〔カウダウ〕【坑道】

地下につくられた道。特に、鉱山・炭山などの坑内の通路。

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百科事典マイペディアの解説

坑道【こうどう】

鉱山探鉱,採掘などのために掘った地下の道。方向が水平,斜め,垂直のものをそれぞれ横坑,斜坑(または斜立坑),立坑という。横坑のうち坑口から掘進したものを通洞,鉱床走向に直角のものを立入り,平行のものを【ひ】押(ひおし)坑道という。
→関連項目切羽鉱山測量採炭炭柱トンネル掘削機

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世界大百科事典 第2版の解説

こうどう【坑道】

地下へ入って行く道をいうが,そのうち,地下へほぼ鉛直に入って行くのを立坑,斜めに入るものを斜坑または斜立坑という。横にほぼ水平に入る坑道は横坑というが,一般に坑道というとこの横坑を指すことが多く,とくに鉱山におけるものを指すことが多い。鉱山以外の横坑で,ある区間を貫通していて,そこを人や車両が行き来する場合は,むしろトンネルというのが普通である。トンネルについてはその項目を参照されたい。
[立坑shaft]
 地下深部へほぼ鉛直に入って行く道を立坑というが,地下深部で採掘作業を行うことの多い鉱山にとっては,鉱石を巻き上げる巻上機のローププーリー(滑車)のついた立坑のやぐらは象徴的な存在である。

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大辞林 第三版の解説

こうどう【坑道】

地下に掘った通路。特に鉱山で、探鉱・採鉱・運搬・排水・通気などのために設ける通路。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

坑道
こうどう
galleryheading

鉱山や土木工事などのために地下に設けた道。鉄道・自動車・用水用のものはトンネルまたは隧道(ずいどう)、市街地などの人道用は地下道、送電線用は洞道(どうどう)とよばれる。地下に存在する鉱床を開発する鉱山や地下発電所の建設などでは、地表の適当な位置から、開発すべき鉱床あるいは地下発電所の建設位置まで坑道を掘らなければならない。垂直に掘った坑道を立坑(たてこう)、斜めに掘った坑道を斜坑、ほぼ水平に掘った坑道を横坑または水平坑道という。金属鉱山では坑外から直接鉱床に達する主要水平坑道を通洞とよび、運搬、通気、排水に使っている。一般に単に坑道といえば水平坑道を意味している場合が多い。
 坑道に関しては特殊な用語がよく使われている。坑道断面の広さを加背(かせ)といい、高さと幅をもって表す。たとえば「八・七」の加背といえば高さ8尺、幅7尺の大きさを示している。坑道の天井部を冠(かんむり)、床面を踏前(ふまえ)、掘進切羽(きりは)の最先端の面を引立(ひったて)、延先(のびさき)、詰めなどとよぶ。
 坑道を掘ることを坑道掘進といい、2本の坑道をある間隔を置いて平行に掘進するとき、主要のほうを本延(ほんのび)、一定距離ごとに本延と連絡しながら掘進するものを連延(つれのび)、この連絡坑道を目抜(めぬき)という。2本平行に掘進するときは、一方から空気を送り、目抜を通して他方から排出する。新鮮な空気を通す坑道を入気坑道、作業場を流れて汚れた空気を通す坑道を排気坑道という。1本だけで掘進する坑道を鉄砲延とよぶことがある。この場合は坑道に風管を設けて入気を送り、掘進先を流れて汚れた排気は坑道部を通して通気を行うことが多い。
 坑道は設け方、目的、位置などによって種々の名称がつけられている。設け方では、鉱体または炭層などに向かってこれを貫くように掘進する坑道を立入(たていれ)坑道またはクロスカットcrosscut、鉱体に沿ってその走向方向に掘進する水平坑道を(ひおし)坑道、炭層の走向に平行に掘進した水平坑道を片盤坑道、片盤にレールを敷設した主要運搬坑道を曲片(かねかた)、炭層中に掘った坑道を沿層坑道という。目的により、鉱床または地質構造を探査するために掘進する探鉱坑道・探炭坑道、採掘した鉱石・石炭を運搬する運搬坑道、炭層の上盤中でメタンのガス抜きのために設けるガス抜き坑道、通気を主目的とした通気坑道――これには入気坑道と排気坑道があり、一般に入気坑道は運搬坑道として用いられ、排気坑道は排気専用または人員の通行坑道として用いられることもある。坑外へつながる水平坑道より上部の区域で湧(わ)き出た水を集めて排水する坑道を排水坑道または疎水坑道という。そのほか位置、地名、坑口からの深さ、方向などによって各種の名称がつけられている。
 鉱山、炭鉱の開発には、鉱体や炭層の状況に応じて主要坑道を中心とした坑内の骨格構造を確立し、採掘に先だって採掘準備坑道を掘進し、次々と切羽準備を進めていなければならない。坑道掘進を能率よく進めることは鉱石や石炭を生産するのと同等以上にたいせつである。
 坑道掘進は一般に削岩機と爆薬による発破掘進によるが、全断面掘削機による機械的方法もある。岩盤が非常に堅固な場合は掘削したままの裸坑道でも危険はないが、一般には坑木、鋼材またはコンクリートを用いて支保を行う。土木関係ではこれを覆工という。大断面の坑道ではまず導坑という小断面の坑道を掘進し、ついでこれを追い切りして目的の断面とすることがある。崩壊性の地中に坑道を設けるときは、差矢(さしや)という先端をそいだ板材を支保の梁(はり)の上から前方に打ち込み、順次支保を進める差矢法で掘進する。また、坑道が時間の経過とともに周囲の岩盤の圧力(盤圧)などによって縮小、変形を生じたとき、これを拡大修復することを仕繰(しくり)という。[房村信雄]

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世界大百科事典内の坑道の言及

【炭鉱】より

…そのため地質探査,物理探査,試錐等により,その存在状態を把握しなければならない。(2)坑口を開き坑内構造を展開するために岩盤坑道を掘進するが,金属鉱山に比べ炭鉱の岩盤は一般に軟らかく,含水・崩壊性地層も多いので,その掘進,維持が困難な場合が多い。(3)採炭が進むと坑内構造は深部,奥部に展開し,維持坑道が増大する。…

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