最新 地学事典 「ローベナイト」の解説
ローベナイト
låvenite
化学組成(Na, Ca)2(Mn2+, Fe2+)(Zr, Ti, Nb)(Si2O7)(O, OH, F)2の鉱物。単斜晶系,空間群P21/a,格子定数a1.083nm, b0.998, c0.7174, β108.1°, 単位格子中4分子含む。柱状結晶,あるいは粒状ないし針状結晶の放射状集合。無~明ないし暗黄色,褐~褐赤~黒褐色,透明~半透明,ガラス~脂肪光沢。劈開{100}に完全。硬度6,比重3.51~3.55。薄片では淡黄~褐黄色,屈折率α1.67, β1.69~1.75, γ1.72, 2V(-)40°~70°。ノルウェー,カナダ,ブラジルなどのアルカリ深成岩のペグマタイト中にかすみ石・チタン石・ジルコンなどに伴う。名称は原産地ノルウェーのLåven島にちなむ。
執筆者:吉井 守正・松原 聰
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報

