山川 世界史小辞典 改訂新版 「ワシントン市」の解説
ワシントン市(ワシントンし)
Washington, D. C.
アメリカの首府。初代大統領ワシントンの名をとって命名。メリーランド,ヴァージニア両州より提供されたポトマック河畔の連邦直轄地(コロンビア特別行政区,ただしヴァージニア提供の土地は1848年同州に返還)に建設され,1800年に合衆国政府の恒久的所在地となった。市の中心部分の道路や主要建造物の配置にはワシントン大統領から委嘱されたピエール・シャルル・ランファンの壮大な都市計画が活かされているが,同市が近代的首都としての体裁を整えたのは20世紀初頭以降である。
出典 山川出版社「山川 世界史小辞典 改訂新版」山川 世界史小辞典 改訂新版について 情報