ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「わら半紙」の意味・わかりやすい解説 わら半紙わらばんし 稲や麦わらを原料としてすいた紙。中国唐代に稲や麦わらは製紙原料の一つとして利用されており,日本でも奈良時代頃から用いられていたといわれる。その後,製紙原料の代用原料としてしばしば用いられており,明治期にわら半紙の工業化が進められた。現在では,わらはほとんど用いられず,化学パルプや砕木パルプの原質を用いた,安価で事務,雑用に使用される粗質品をいう。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by