わら半紙(読み)わらばんし

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「わら半紙」の意味・わかりやすい解説

わら半紙
わらばんし

稲や麦わらを原料としてすいた紙。中国唐代に稲や麦わらは製紙原料の一つとして利用されており,日本でも奈良時代頃から用いられていたといわれる。その後,製紙原料の代用原料としてしばしば用いられており,明治期にわら半紙の工業化が進められた。現在では,わらはほとんど用いられず,化学パルプ砕木パルプ原質を用いた,安価で事務雑用に使用される粗質品をいう。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

ローマ法王ともいう。ラテン語 Papaの称号はカトリック教会首長としてのローマ司教 (教皇) 以外の司教らにも適用されていたが,1073年以後教皇専用となった。使徒ペテロの後継者としてキリスト自身の定...

教皇の用語解説を読む