ワンユー(読み)わんゆー

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ワンユー」の意味・わかりやすい解説

ワンユー
わんゆー / 網油

猪網油(チューワンユー)ともいい、豚の内臓を包んでいる網油(網脂(あみあぶら))で、牛は使わない。広げると白いレース模様になっている。この中に豚肉カニエビ白身魚などを包んで揚げると非常に美味である。豚の腹から取り出したときはたいへん汚れているので幾度も水洗いしてから、なるべく太めの筋に沿って約20センチメートル角になるように切り離す。この中に具を包み、かたくり粉小麦粉を同量に混ぜた衣を薄くつけて油で揚げ、花椒塩(ホワチャオイエン)か酢じょうゆで食べる。ワンユーは火が通りにくいので、すこし時間をかけて揚げる。ワンユーを水につけて冷蔵庫に保管すると、夏でも4~5日は変質しない。これは水油(ショイユー)ともいう。ワンユーに包んだ料理は高級料理で、その例をあげると鍋焼鯉魚(クオシャオリーユイ)(鯉(こい)切り身の網油包み揚げ)、鍋焼パン蟹(クオシャオパンシェ)(カニ身の網油包み揚げ)などがある。

[野村万千代]


出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

4月1日の午前中に、罪のないうそをついて人をかついでも許されるという風習。また、4月1日のこと。あるいは、かつがれた人のこと。四月ばか。万愚節。《季 春》[補説]西洋もしくはインドに始まる風習で、日本...

エープリルフールの用語解説を読む