アセチレン系炭化水素(読み)アセチレンケイタンカスイソ(その他表記)hydro-carbons of acetylene series

デジタル大辞泉 「アセチレン系炭化水素」の意味・読み・例文・類語

アセチレンけい‐たんかすいそ〔‐タンクワスイソ〕【アセチレン系炭化水素】

炭素間に三重結合をもつ鎖式不飽和炭化水素総称。一般式CnH2n-2で表され、nが2のアセチレンが最も簡単なもの。アルキン

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「アセチレン系炭化水素」の意味・わかりやすい解説

アセチレン系炭化水素
アセチレンけいたんかすいそ
hydro-carbons of acetylene series

アルキンともいわれ,CnH2n-2 (ただし n≧2 ) の一般式をもつ。アセチレンの同族体で,三重結合を1つもつ不飽和鎖式炭化水素の総称である。 n=2 はアセチレン,n=3 はメチルアセチレンn=4 は1-ブチンおよび2-ブチンである。不飽和性が高いので,反応性に富んでいる。 C12H22 までは気体ないし液体で,特異臭を有し,光のある炎をあげて燃焼する。空気または酸素との混合物は爆発性がある。エチレン系炭化水素の呈する諸反応をより容易に行う。

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改訂新版 世界大百科事典 「アセチレン系炭化水素」の意味・わかりやすい解説

アセチレン系炭化水素 (アセチレンけいたんかすいそ)

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化学辞典 第2版 「アセチレン系炭化水素」の解説

アセチレン系炭化水素
アセチレンケイタンカスイソ
hydrocarbons of acetylene series

[同義異語]アルキン

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「アセチレン系炭化水素」の意味・わかりやすい解説

アセチレン系炭化水素
あせちれんけいたんかすいそ

アルキン

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世界大百科事典(旧版)内のアセチレン系炭化水素の言及

【アルキン】より

…三重結合一つをもつ脂肪族鎖式不飽和炭化水素の一般名。一般式CnH2n-2で表される一群の化合物で,アセチレン系(アセチレン列)炭化水素ともよばれる。骨格をつくる炭素原子のうちの2個は三重結合で結ばれているが,他の炭素間結合はすべて単結合である。…

※「アセチレン系炭化水素」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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