アッペルデルン,A.von(読み)あっぺるでるん

世界大百科事典(旧版)内のアッペルデルン,A.vonの言及

【リガ】より


[歴史]
 リガは古くはフィン系リーブ人の地で,周辺にはバルト系ラトビア人の豪族が割拠していた。12世紀にドイツ商人が渡来するようになり,1201年に司教アルベルト・フォン・アッペルデルンAlbert von Appeldern(?‐1229)によってドイツ人の要塞が築かれ,翌年にはドイツ刀剣騎士修道会が創設された。36年同修道会はサウレの戦でリトアニア人に敗れ,プロイセンのドイツ騎士修道会に吸収され,その一派としてリボニア騎士修道会と改称,リガはその本拠地となった。…

【リボニア】より

…リボニアの地名も12世紀後半にバルト海東岸に現れたドイツ商人が西ドビナ河口付近のリーブ人の居住地を〈リーブ人の地Livland〉とよんだのに始まる。リーブ人は12世紀末に始まったドイツ聖職者によるカトリックの布教に強く反発したため,ローマ教皇の認可で異教徒討伐が組織され,リボニア司教アルベルト・フォン・アッペルデルンAlbert von Appeldernが1201年リガを建設し,02年,刀剣騎士修道会Schwertbrüderordenを設立した。騎士修道会は西ドビナ川両岸を征服したのち,クールランド,エストニアにも侵入し,後者にはデンマーク軍も進出して27年までに征服が完了した。…

※「アッペルデルン,A.von」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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