アツイシ場所(読み)あついしばしよ

日本歴史地名大系 「アツイシ場所」の解説

アツイシ場所
あついしばしよ

千歳川の中流域に設定された近世の場所(持場)名。シコツ十六場所の一で、一七九九年(寛政一一年)ユウフツ場所に含まれた。一七〇〇年(元禄一三年)の支配所持名前帳に鳥屋所在地として「志古津ノ厚伊志」とあり、支配所持は工藤茂兵衛であった。享保十二年所附は「あつ石」とし、工藤茂兵衛・大久保宗次郎の給地。「蝦夷草紙別録」によると一七八六年(天明六年)頃は工藤清右衛門の給所であり、乙名フムランンラ、請負人は松前の山城屋太兵衛で運上金は一〇両であった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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