ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「アテルラナ劇」の意味・わかりやすい解説 アテルラナ劇アテルラナげきfabula Atellana 古代ローマ,カンパーニャのアテラを中心に発達した即興の仮面滑稽劇。道化のマックス,ご隠居パップス,太っちょのブッコ,大食漢のマンドゥクス,背骨が奇形のドッセンヌスなどの登場人物が田舎町の情景を演じた。前3世紀ローマでしろうと劇として人気を呼び,前1世紀初頭にはポンポニウス,ノウィウスらによって文学的に改良され,1世紀まで専門の俳優によって悲劇上演のあとに演じられた。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by