アリストゲイトン(その他表記)Aristogeitōn

改訂新版 世界大百科事典 「アリストゲイトン」の意味・わかりやすい解説

アリストゲイトン
Aristogeitōn

古代アテナイの中産市民。生没年不詳。前514年のパンアテナイア祭の日にハルモディオスそのほかの同志と共に僭主ヒッピアスとその弟ヒッパルコス殺害をたくらんだ。しかし計画は失敗し,ヒッパルコスを殺しただけにおわり,彼はつかまって処刑された。この事件は若い男ざかりのハルモディオスをめぐる恋のさや当てが原因らしい。しかし,後になるとアリストゲイトンは僭主政を倒した伝説的な英雄とみなされていった。
執筆者:

出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「アリストゲイトン」の意味・わかりやすい解説

アリストゲイトン

「ハルモディオスとアリストゲイトン」のページをご覧ください。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android