アレビー(Daniel Halévy)(読み)あれびー(英語表記)Daniel Halévy

日本大百科全書(ニッポニカ) の解説

アレビー(Daniel Halévy)
あれびー
Daniel Halévy
(1872―1962)

フランスの評論家、評伝作家。劇作家リュドビック・アレビーの子。当代の政治・社会・農民問題に強い関心をもち、民衆大学の活動にも積極的に参加した。ドレフュス事件ではドレフュス側にくみし、この事件を契機に『半月手帖(はんげつてちょう)』誌を創刊したシャルル・ペギーに協力した。のちに『緑の手帖』誌を自ら主宰してペギーの後継者と目された。『フランス労働運動論』(1901)、『中部フランス農民視察記』(1921)などを著し、評伝には『ニーチェ伝』(1909)、『ペギーと半月手帖』(1918)、『プルードン』(1948~1955)などがある。

[桜井成夫]

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