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ドレフュス事件 ドレフュスじけん Affaire Dreyfus

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ドレフュス事件
ドレフュスじけん
Affaire Dreyfus

フランス第三共和政を揺がした政治危機。 1894~1906年社会の根底に横たわる社会的・政治的緊張を露呈し,共和国の存続そのものを危険にさらした事件として知られる。 1894年ユダヤ系の陸軍大尉 A.ドレフュスドイツに情報を売ったとして終身流刑に処せられた。

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デジタル大辞泉の解説

ドレフュス‐じけん【ドレフュス事件】

1894年、フランスに起こったスパイ事件。ユダヤ系のドレフュス(A.Dreyfus)大尉は、ドイツのスパイとして終身刑に処せられたが、1896年に真犯人が現れ、軍部がこれを隠匿。これに対し、小説家ゾラや知識人・進歩的共和派が弾劾運動を展開、政治的大事件となり、1899年、ドレフュスは釈放され、1906年に無罪が確定。

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百科事典マイペディアの解説

ドレフュス事件【ドレフュスじけん】

19世紀末フランスに起こったスパイ疑獄事件。1894年ユダヤ系の陸軍大尉ドレフュスA.Dreyfusはドイツのスパイとして終身刑に処せられた。1897年別に真犯人が判明したが,軍部は事実を隠蔽(いんぺい)。
→関連項目アンガージュマン急進社会党ジョレスバレスバンダフランスペギーヘルツルマルタン・デュ・ガールモーラスユダヤ人ルメートル

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世界大百科事典 第2版の解説

ドレフュスじけん【ドレフュス事件】

19世紀末から20世紀はじめにかけ,フランス世論を二分したスパイ冤罪(えんざい)事件。事件は,1894年12月,軍法会議参謀本部付砲兵大尉アルフレッド・ドレフュスAlfred Dreyfus(1859‐1935)に対し,軍事機密漏洩罪で位階剝奪と流刑を宣告したことにはじまる。パリ駐在ドイツ武官シュワルツコッペンの屑籠から入手された売渡し機密の明細書の筆跡が,ドレフュスのものと判定されたのだが,有罪の根拠は,実はひそかに提出された秘密文書で与えられていた。

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大辞林 第三版の解説

ドレフュスじけん【ドレフュス事件】

一九世紀末から二〇世紀初めにかけて、フランスの世論を二分した裁判事件。1894年軍法廷がユダヤ人将校ドレフュス(A. Dreyfus1859~1935)にドイツのスパイ容疑で終身刑を科したことをめぐり、軍の不正を弾劾する作家ゾラらの人権擁護派・共和派と軍部・右翼が激しく対立し、第三共和制は一時危機に瀕した。ドレフュスは1906年無罪となった。

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世界大百科事典内のドレフュス事件の言及

【シオニズム】より

… ヘブライ語の復活をはじめユダヤ人の伝統文化の再活性化こそユダヤ人国家建設の基礎であり,また新国家の課題でもあると考える,この文化的あるいは精神的シオニズムに対し,ヘルツルら西ヨーロッパ諸国の社会にみずからは同化し,ユダヤ人文化とユダヤ教に対してはまったく,あるいはほとんどまったく関心をもたず,ユダヤ人国家をロシア,東ヨーロッパのユダヤ人のための〈世界的なゲットー〉(ヘルツル)として,もっぱら政治的な手段によりその建設をはかろうとする人びとの運動は,政治的シオニズムと呼ばれる。ドレフュス事件に衝撃をうけ,同化によってはユダヤ人に対する差別・迫害は克服できないと考えたヘルツルは,《ユダヤ人国家Der Judenstaat》(1896)で,ユダヤ人国家の建設を構想するにいたったが,彼の場合,パレスティナはあくまで選択の一つの可能性でしかなく,むしろ一時期アフリカのウガンダでの国家建設を真剣に検討したことは特徴的である。シオニズム運動は,バーゼルでの第1回シオニスト会議(1897)により世界シオニスト機構を設立して組織的統一を果たし,ヘルツルをその指導者としたが,第1次世界大戦以前はユダヤ教徒のなかでも,少数者の夢想とあざけられ,神に対する冒瀆と非難され,あるいは反ユダヤ主義を刺激するものと批判され,少数者の運動でしかなかった。…

【フランス】より

…彼はまた《ル・タン》誌の文芸時評を担当して,ブリュンティエール流の〈独断批評〉に対立する〈印象批評〉を世にひろめた。こうして1896年にアカデミー・フランセーズ会員に選ばれるが,ドレフュス事件に際してはゾラらのドレフュス擁護派にくみした。これを契機として,《ジェローム・コアニャール氏の意見》(1893),《赤い百合》(1894)の作家は,徐々に政治や社会への関心を深め,四部作長編小説《現代史》(1897‐1901)を発表し,さらには社会主義へと傾斜していく。…

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