アンチ形(読み)アンチがた(その他表記)anti-form

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「アンチ形」の意味・わかりやすい解説

アンチ形
アンチがた
anti-form

シン-アンチ異性と呼ばれる幾何異性の1つの形体。 >C=N- ,-N=N- のような炭素-窒素,窒素-窒素間の二重結合についても,炭素-炭素二重結合におけるシス-トランス異性体と同様な幾何異性体が存在する。そのシス形に対応するものをシン形トランス形に対応するものをアンチ形と呼ぶ。一般にアンチ形が安定であるが,この場合,窒素原子の非共有電子対がシス-トランス異性の1つの置換基に相当するため,光,熱などで異性化を受けやすく,その一方異性体だけが知られているものが多い。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

企業の退職を希望する従業員本人に代わって退職に必要な手続きを代行するサービス。依頼者と会社の間に入ることで円滑な退職をサポートするとともに、会社への連絡などを代わりに行うことで依頼者の心理的負担を軽減...

退職代行の用語解説を読む