インディアン特別居住区(読み)いんでぃあんとくべつきょじゅうく(英語表記)Indian Reservation

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

インディアン特別居住区
いんでぃあんとくべつきょじゅうく
Indian Reservation

アメリカ大陸の先住民であるアメリカ・インディアンの使用と居住のために、条約、連邦法、執行命令等によって設けられた地域で、連邦政府の監督下でインディアンの各部族がなんらかの管轄権を行使しうるもの。インディアン保留地ともいう。その名称は、かつてインディアンが条約によって土地を放棄したとき、その一部を自らの使用のために「保留」reservingしたことからきている。アメリカ合衆国には現在250を超えるこのような特別居住区があり、アリゾナ、ニュー・メキシコ州などに広がるナバホ人の1400万エーカー(約5.7万平方キロメートル)のものから、100エーカー(約0.4平方キロメートル)に満たないものまである。かつての主人公であったインディアンは、連邦政府の1830年代の強制移住、南北戦争(1861~65)後の現在のオクラホマ州へのインディアン集結、19世紀末葉のインディアン地域の開放などの諸政策を経て、今日その一部が特別居住区に居住しているのである。[上田伝明]
『上田伝明著『インディアン憲法崩壊史研究』(1974・日本評論社)』

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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