開放(読み)カイホウ

デジタル大辞泉 「開放」の意味・読み・例文・類語

かい‐ほう〔‐ハウ〕【開放】

[名](スル)
門や戸などをあけはなすこと。あけたままにしておくこと。「開放禁止」
制限をなくして、自由に出入りさせること。「門戸開放する」「市場開放
開放絞り」の略。「開放で撮ると背景がやわらかくぼける」
[類語]開け放す開け放つ開け払う

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「開放」の意味・読み・例文・類語

かい‐ほう‥ハウ【開放】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 門、戸などをあけたままにすること。また、自由に出入りできるようにすること。
    1. [初出の実例]「Abduction 向ケ直スコト又開放スルコト」(出典:医語類聚(1872)〈奥山虎章〉)
    2. 「遊び場ももってゐなかったゆゑ、そんな子供のために開放されたかのごとき扉なしの山門のなかは」(出典:銀の匙(1913‐15)〈中勘助〉後)
  3. つつみ隠さないで、ありのままを見せること。
    1. [初出の実例]「一切の秘密はそれを開放(カイハウ)した時始めて自然に復る落着(らくちゃく)を見る事が出来る」(出典:彼岸過迄(1912)〈夏目漱石松本の話)
  4. かいほう(解放)[ 一 ]
    1. [初出の実例]「日本は満洲を開放するに決せり」(出典:東京朝日新聞‐明治三八年(1905)八月一七日)
    2. [その他の文献]〔書経伝‐多方〕

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普及版 字通 「開放」の読み・字形・画数・意味

【開放】かいほう

ゆるす。

字通「開」の項目を見る

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