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ウァレンティニアヌス[3世] Flavius Placidus Valentinianus III

世界大百科事典 第2版の解説

ウァレンティニアヌス[3世]【Flavius Placidus Valentinianus III】

419‐455
ローマ帝国西帝。在位425‐455年。ホノリウス帝死後ローマ市に立った簒奪帝ヨハンネスが東ローマ軍に倒されたのち,6歳で西帝となる。母ガラ・プラキディアの後見を受けていたが,ゲルマン諸族が帝国西部を蹂躙する時代にあって,統治の実権は有能な武将アエティウスに奪われた。454年そのアエティウスをみずからの手で殺害し,統治権を回復すべく精力的に行動したが,翌年アエティウスの部下により殺害された。【後藤 篤子】

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世界大百科事典内のウァレンティニアヌス[3世]の言及

【ガラ・プラキディア】より

…ローマ帝国の皇女。テオドシウス1世とウァレンティニアヌス1世の末娘ガラとの間に生まれ,父帝の死(395)後はスティリコとその妻セレナの養育に託された。408‐409年ローマ市を脅かしていた西ゴートの手中に落ち,410年8月西ゴートのローマ市略奪後,捕虜として連れ去られる。…

【ローマ】より

…この時期の主要な対外問題はササン朝であった。次に帝国を担ったのはウァレンティニアヌス1世(在位364‐375)とその弟ウァレンス(在位364‐378)で,この時期の危機は北方国境にあり,ウァレンスは侵入した西ゴート族に敗れ(378),遺体もみつからなかった。ウァレンティニアヌスの息子グラティアヌス(在位367‐383)を補佐したテオドシウス1世(在位379‐395)は,西ゴートを国境外に追えないと悟り,彼らにトラキア管区の北部2州に防衛義務と交換に定住地を与えた。…

※「ウァレンティニアヌス[3世]」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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