ウム料理(読み)ウムりょうり

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ウム料理
ウムりょうり

太平洋諸島先住民の伝統的な料理法で,ウム umuは地炉を意味するポリネシア語。地面に掘った穴の中で,数十個のこぶし大の石を焼き,いったん焼け石を取除いたのち,芋,魚,鳥獣肉などの食物材料をバナナやパンの木などの葉に包んで焼き穴に入れ,再び焼け石でおおって蒸し焼にする。料理用の土器をもたなかったために,このような料理法が発達したものと考えられるが,焼上がるまでに1~2時間を要して非能率的であるため,現在,鍋類の普及とともに急速に衰えつつある。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

関連語をあわせて調べる

今日のキーワード

国立国会図書館

国立国会図書館法に基づいて設置された図書館。1948年の設立当初は赤坂離宮を使用したが,1961年東京都千代田区永田町に新築移転した。国立図書館であり同時に国会図書館でもあるため国会の立法行為に関する...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android