コトバンクはYahoo!辞書と技術提携しています。

ウワベイン ouabain

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

ウワベイン
ouabain

ステロイドと,メチル基をもつ糖であるラムノースとが結合した配糖体の一種。キョウチクトウ科の植物である Strophanthus gratusなどから得られるので,g-ストロファンチンともいう (k-ストロファンチンは,同じ属の他の植物から得られる配糖体である) 。糖を除いたアグリコンであるステロイド部分を,ウワバゲニンあるいは g-ストロファンチジンという。ウワベインは強心作用をもつステロイド強心配糖体の一つで,臨床的に用いられる。また,これら強心配糖体は,細胞膜のイオン輸送酵素であるナトリウム-カリウム ATPアーゼの阻害剤であるが,ウワベインはそのうちでも強力なものの一つで,かつこの酵素の阻害実験に最初に用いられたので,この群の阻害剤の代表的なものとされる。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

ウワベインの関連キーワードStrophanthus gratus

今日のキーワード

だまし面接

企業が面談や懇談会と称して就職活動中の学生を呼び出し、実質的には学生を選考する偽装面接のこと。2016年卒業の大学生に対する選考活動の開始時期を、従来の4月1日から8月1日以降へと後ろ倒しする主旨の「...

続きを読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android