ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「エクロン」の意味・わかりやすい解説 エクロンEkron 南パレスチナの古代都市。イスラエル人の伝承ではユダ族とダン族の境界線上にあった。すでに青銅器時代からカナン人の都市国家として栄え,ペリシテ人が侵入してからは,その都市連合に参加した。ダビデの時代にもペリシテ領のままであった。前 918年にはエジプト王シェションク1世によって占領され (サムエル記上 17・52) ,前7世紀にはアッシリアに従属した。ヘレニズム時代にはアッカロンと呼ばれるユダヤ人の町となり,中世以後その場所は不明となっていたが,19世紀にアキルというアラブ人の村が古代のエクロンとされ,そこにユダヤ人の入植地が設立された。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by