シェションク1世(読み)シェションクいっせい(その他表記)Sheshonk I; Shoshenq I; Shishak I

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「シェションク1世」の意味・わかりやすい解説

シェションク1世
シェションクいっせい
Sheshonk I; Shoshenq I; Shishak I

古代エジプト第 22王朝初代の王 (在位前 935頃~前 914頃) 。ショシェンク1世,旧約聖書ではシシャク1世とも呼ばれる。リビアの出身。タニス朝 (第 21王朝) 最後の王プスセンネス2世の娘を息子と結婚させて,王位につき,ナイルデルタ地方のブバスティスに首都を置き第 22王朝を始めた。2人の息子をテーベの高級神官にして人心をつかみ,ゲゼルを征服してソロモン王の妃に与えたが,ソロモン王死後パレスチナに侵入して略奪,その模様は旧約聖書『歴代志』上に記されている。またカイロ南方 670km,ナイル川東岸のカルナックにあるアモン神殿では彼の戦勝碑が発見されている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む