オオシロカラカサタケ(読み)おおしろからかさたけ

  • Chlorophyllum molybdites Mass.

日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

担子菌類、マツタケ目ハラタケ科の毒キノコ。傘は5~20センチメートル以上になり、大形。表面は白いが、中心部の表皮は淡茶色の大形鱗片(りんぺん)となって裂ける。ひだは初めは白いが、胞子が熟すにつれて灰緑色ないしは灰褐色になる。茎は10~20センチメートル余りで、白ないしは淡い汚褐色、上のほうに縁が二重になったつばがある。胞子紋は暗緑色。夏から秋にかけて草原に多く群生する。日本と北・南アメリカに分布している。日本での中毒例は比較的まれだが、香川県、徳島県では中毒患者が出ている。毒性はかなり強く、激しい下痢、嘔吐(おうと)で数日間苦しむことがあるという。カラカサタケ属、ハラタケ属に似た種類があるが、前者のひだは白、後者のひだは暗紫褐色ないしは黒褐色である。[今関六也]

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世界大百科事典内のオオシロカラカサタケの言及

【カラカサタケ(唐傘茸)】より

…これに似て,傷つけると白い肉が赤く変わるものをカラカサタケモドキL.rhacodes(Vitt.) Quél.といい食用になる。またひだが暗緑色になるオオシロカラカサタケChlorophyllum molybditis (Fr.) Quél.は,かなり強い毒性があり,中毒は四国に発生している。【今関 六也】。…

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