おなべ

精選版 日本国語大辞典 「おなべ」の意味・読み・例文・類語

お‐なべ

  1. 〘 名詞 〙 夜、仕事をすること。また、その仕事。よなべ。
    1. [初出の実例]「毀削━と云はをなべを禁ずる成敗をばやめて、をなべをはせよ、水をくんでをいてせよと法を定ぞ」(出典:寛永刊本蒙求抄(1529頃)一〇)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内のおなべの言及

【夜なべ】より

…ナベとは,夜食用の鍋にちなむといわれる。オナベ,ユウナベなどともいうが,夜分の仕事という意味で夜割(よわり)と呼ぶ地方もある。江戸時代初期の慶安御触書に〈男は作をかせぎ,女房はおはたをかせぎ,夕なべを仕〉とあるように,農民の夜なべは古くからあったとみられる。…

※「おなべ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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