カンティセ山脈(読み)カンティセさんみゃく(その他表記)gangs ti se; Gandisê shanmai

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「カンティセ山脈」の意味・わかりやすい解説

カンティセ(岡底斯)山脈
カンティセさんみゃく
gangs ti se; Gandisê shanmai

中国西部,チベット (西蔵) 自治区南西部にある山脈ヒマラヤ山脈の北方をほぼ平行して東西に延びる。長さ約 600km。北東のニェンチェンタンラ (念青唐古拉) 山脈と連なってトランスヒマラヤ山脈を形成している。標高 6000m前後で,最高峰のカンリンポチェ (岡林波斉) 山 (カイラス山) は 6714m。ヒマラヤ山脈との間には,東部はブラマプトラ川の上流ヤルン川,西部はインダス川の支流サトレジ川の上流が谷を刻む。またカンリンポチェ山北斜面からはインダス川の源流センゲカンバプ (森格喀巴布) 川が流出する。西麓のミサル (門士) には炭鉱が開発されている。北方にはチベット高原でも特に高所のチャンタン (羌塘) 高原が続く。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む