高所(読み)コウショ

デジタル大辞泉 「高所」の意味・読み・例文・類語

こう‐しょ〔カウ‐〕【高所】

高い場所。「高所から地形俯瞰ふかんする」
高い立場。高い見地。「高所から大局を見通す」「大所高所

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「高所」の意味・読み・例文・類語

こう‐しょカウ‥【高所・高処】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 高い場所。〔文明本節用集(室町中)〕
    1. [初出の実例]「海を抜くこと五千八十八尺の高処」(出典:湖畔手記(1924)〈葛西善蔵〉)
    2. [その他の文献]〔後漢書‐王常伝〕
  3. 高い見地。目先のことや現実利益にとらわれない高い次元・立場での考え方。
    1. [初出の実例]「高処に眼を着け悪習を改べき事」(出典:西国立志編(1870‐71)〈中村正直訳〉一〇)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

一富士二鷹三茄子

初夢に見るものの中で、縁起のよいとされているものを順に挙げた句。[補説]一に富士山、二に愛鷹あしたか山、三に初茄子の値段と、駿河国で高いものを並べた句ともいわれる。...

一富士二鷹三茄子の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android