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クシェーメーンドラ Kṣemendra

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

クシェーメーンドラ
Kṣemendra

インドの詩人,評論家。カシミールのアナンタ王 (1029~64) の宮廷詩人。アビナバグプタの弟子。ヒンドゥー教徒で,最初はシバ派であったが,のちにビシュヌ派に改宗した。非常な博識家であり,さまざまな分野において多くの力作を残した。主著は『バーラタ・マンジャリー』 Bhārata-mañjari,『サマヤマートリカー』 Samayamātṛkā,『カビカンターバラナ』 Kavikaṇṭhābharaṇaなど。

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世界大百科事典内のクシェーメーンドラの言及

【仏教文学】より

…比喩文学(仏典では譬喩の字を用いる)は,たとえ,実例,過去の物語などを例にとって仏の教えを説くもので,仏弟子や信者たちの過去および現在の美談を扱った《アバダーナ・シャタカ(撰集百縁経)》《ディビヤ・アバダーナ》など一群のアバダーナ(比喩)文献が紀元後数世紀の間に生み出されている。11世紀のクシェーメーンドラの《アバダーナ・カルパラター》もまたこの中に入る。なお,ジャータカを美しいカービヤ調の文学作品にまで高めたアーリヤシューラの《ジャータカマーラー》も4世紀のサンスクリット仏教文学作品として忘れてはならないものである。…

※「クシェーメーンドラ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について | 情報

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