クライスレリアーナ(英語表記)〈ドイツ〉Kreisleriana

デジタル大辞泉 「クライスレリアーナ」の意味・読み・例文・類語

クライスレリアーナ(〈ドイツ〉Kreisleriana)

シューマンのピアノ曲集。全8曲。1838年作曲。名称ホフマン作品に由来する。ショパン献呈

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

デジタル大辞泉プラス 「クライスレリアーナ」の解説

クライスレリアーナ

ドイツの作曲家ロベルト・シューマンのピアノ曲集(1838)。原題《Kreisleriana》。全8曲。名称はE・T・Aホフマンの音楽評論集の題名に由来する。ショパンに献呈。シューマンの代表作一つとして知られる。

出典 小学館デジタル大辞泉プラスについて 情報

世界大百科事典(旧版)内のクライスレリアーナの言及

【シューマン】より

…この期の作品は幻想の華麗な展開,内面の切実な吐露,夢と憧憬の抒情的世界への沈潜を特徴としており,ピアノ曲と歌曲に独自の境地を開いていった。ピアノ曲では《パピヨン》(1831),《謝肉祭》(1835),《幻想小曲集》(1837),《子どもの情景》(1838),《クライスレリアーナ》(1838),《幻想曲》(1838)など詩的な作品群のほか,ソナタや変奏曲など伝統的な形式にも新しい内容が盛られた。歌曲ではハイネ《詩人の恋》(1840),アイヒェンドルフ《リーダークライス》(1840),シャミッソー《女の愛と生涯》(1840)などロマン派詩人の作品に音楽をつけ,詩と音楽の高度の統一,ピアノ部分の充実など,シューベルトの遺産を受け継いで独自のロマン的様式を実現する。…

※「クライスレリアーナ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android