サモサタ(英語表記)Samosata

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「サモサタ」の意味・わかりやすい解説

サモサタ
Samosata

ユーフラテス川上流の右岸にあった古代城塞の町。現トルコのサムサト。ヒッタイト起源と思われ,前 708年アッシリアの支配下に入る。前2世紀シリアに成立したコマゲーネ国の王たちの居住地となり,商業・戦略上の要地であった。紀元 72年にローマの支配下に入り,359年にはここでローマ軍ササン朝ペルシアに敗れた。 637年にアラブの支配下に入った。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

青天の霹靂

《陸游「九月四日鶏未鳴起作」から。晴れ渡った空に突然起こる雷の意》急に起きる変動・大事件。また、突然うけた衝撃。[補説]「晴天の霹靂」と書くのは誤り。[類語]突発的・発作的・反射的・突然・ひょっこり・...

青天の霹靂の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android