サンタ・マリア・デラ・パーチェ聖堂(読み)サンタ・マリア・デラ・パーチェせいどう(英語表記)Santa Maria della Pace

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 の解説

サンタ・マリア・デラ・パーチェ聖堂
サンタ・マリア・デラ・パーチェせいどう
Santa Maria della Pace

ローマナボーナ広場近くにある聖堂。 15世紀後半,シクスツス4世の時代に建てられた。ルネサンス期に D.ブラマンテが美しい修道院回廊をつけ加え,1656年に法王アレクサンデル7世の命によって,バロックの建築家 P.コルトナが聖堂のファサードをふくらみのある曲面柱廊に変え,周辺の建物を整備して魅力的な小広場を造った。コルトナの空間と装飾細部に対する解決はいずれも新鮮なものであり,広範な影響を生んだ。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android