しくち

精選版 日本国語大辞典 「しくち」の意味・読み・例文・類語

しくち

  1. 〘 名詞 〙 魚「めなだ(目奈陀)」また「ぼら(鯔)」の異名
    1. [初出の実例]「しくち引あこの浜やに年ふりていやみにましはしめられに鳬〈源俊頼〉」(出典:永久百首(1116)雑)
    2. 「しくち 河鯔に似たり」(出典:大和本草(1709)一三)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内のしくちの言及

【メナダ】より

…ボラと似ているが眼が頭の先のほうへ寄り,脂瞼(しけん)が発達しない。口唇および眼が赤みを帯びるのでシクチ,シュクチ(大阪,和歌山,広島,岡山,熊本),スクチ(高知,和歌山),ヒクチ(広島),アカメ(石川,富山,八郎潟,男鹿,和歌山,佐賀,玄海,下関),メアカ(和歌山)などと呼ばれる。種小名のhaematocheilaは血色の唇のことで,英名もredlip mulletである。…

※「しくち」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む