スクリューコンベヤ(その他表記)screw conveyor

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「スクリューコンベヤ」の意味・わかりやすい解説

スクリューコンベヤ
screw conveyor

鉄製パイプまたはU字形のふたつきトラフ (溝) の中で,周囲に螺旋形羽根をもつ軸を回転させ,一端で受けた荷を回転羽根で押しやって運ぶコンベヤ。用途は穀粒石炭などのばら運搬,ボイラの灰のかき出しなどで,アスファルトなど粘着性のあるものや粒のふぞろいなものには適しない。運搬量に比べ小型で,相当の傾斜も可能,荷こぼれが少いなどの利点があるが,軸の長さに制限があるので 8m以下程度の短距離運搬用である。羽根の形は荷の種類に応じ変える。また逆向きの羽根をもつ2本の軸を,同じトラフ内で反対方向に回転させて荷足を軽くするツインコンベヤなどの形式もある。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、和歌山県串本町の民間発射場「スペースポート紀伊」から打ち上げる。同社は契約から打ち上げまでの期間で世界最短を目指すとし、将来的には...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android