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スピー人 スピーじん Spy man

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世界大百科事典 第2版の解説

スピーじん【スピー人 Spy man】

ウルム氷期に由来するヨーロッパの典型的なネアンデルタール人。1866年,ベルギーナミュールスピー洞窟から発見された。人骨は3体で,オルノー河床からわずか上がって南面する洞窟のテラス上に,成人男女の全身骨格各1体と,遊離した幼年下腿骨が埋葬されていた。これに伴う動物化石は,マンモス,クマ,野牛など。文化遺物としてはムスティエ文化の石器と骨器類が発見されている。スピー鈴木 尚

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

スピー人
すぴーじん
Spy man

ベルギーのナミュール県スピー洞窟(どうくつ)から1886年に出土した典型的ネアンデルタール人骨。発見者はアマチュア考古学者のローエおよびド・ピュイ。発見されたのは、男性とみられる成人人骨2体と小児破片骨である。これらはムスティエ文化とともに埋葬されており、遺体の近くで火がともされた跡があった。スピー人骨は欠如部分もあるが、全身の姿を十分現している。それまでネアンデルタール人の低い前頭部を病理学的なものであるとする学界の権威ウィルヒョー(フィルヒョウ)G. Virchowの見解が一般に浸透していたが、同様な特徴をもつ本人骨の発見により、この説は崩れ、ネアンデルタールは一連の古代人類としての地位が確立された。[香原志勢]

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