スフィンゴシン(その他表記)sphingosine

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「スフィンゴシン」の意味・わかりやすい解説

スフィンゴシン
sphingosine

一種の長鎖不飽和アミノアルコールで,スフィンゴミエリンの構成成分として存在する。次の化学式で表わされる。 CH3(CH2)12CH=CHCH(OH)CH(NH2)CH2OH 窒素原子に脂肪酸が結合したアミドセラミドと呼ばれ,その末端水酸基にリン酸または糖が結合したものをスフィンゴリピド (スフィンゴ脂質) という。

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栄養・生化学辞典 「スフィンゴシン」の解説

スフィンゴシン

 リン脂質の一種であるスフィンゴ脂質の構成成分で,炭素数16〜20の高級アミノアルコールの総称.炭素数18のものに特定して使う場合もある.

出典 朝倉書店栄養・生化学辞典について 情報

世界大百科事典(旧版)内のスフィンゴシンの言及

【糖脂質】より

…糖と脂質が共有結合した物質の総称で,グリコリピドともいう。その代表例はスフィンゴ糖脂質であり,これはスフィンゴシン(図1)と脂肪酸が結合したものにさらに糖が結合したものである。スフィンゴ糖脂質は動物細胞の細胞膜に組み込まれて存在し,糖鎖は細胞の外側へと配向している。…

※「スフィンゴシン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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