スワート渓谷遺跡(読み)スワートけいこくいせき(その他表記)Swat

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「スワート渓谷遺跡」の意味・わかりやすい解説

スワート渓谷遺跡
スワートけいこくいせき
Swat

パキスタンの北部,ペシャワルの北のスワート渓谷にある遺跡。この地域はガンダーラと並んで多くの仏教遺跡が存在する。 19世紀末に M.A.スタインが調査したが,1956年からイタリア隊がブトカラの仏教寺院址やウデグラムの都市遺跡などを,また,パキスタンの A.H.ダニらもタナなどで調査を行なっている。鉄器時代初頭 (前 1000年紀) の墳墓も発見され,イラン方面からのインド=ヨーロッパ語系諸族の移動を示すものといわれている。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

「歓喜の歌」の合唱で知られ、聴力をほぼ失ったベートーベンが晩年に完成させた最後の交響曲。第4楽章にある合唱は人生の苦悩と喜び、全人類の兄弟愛をたたえたシラーの詩が基で欧州連合(EU)の歌にも指定され...

ベートーベンの「第九」の用語解説を読む