ブトカラ(その他表記)Butkara

デジタル大辞泉 「ブトカラ」の意味・読み・例文・類語

ブトカラ(Butkara)

パキスタン北西部、カイバルパクトゥンクワ州にある仏教遺跡。スワート地方の中心都市であるミンゴーラの南東郊、ジャンビル川沿いに位置する。紀元前3世紀頃に建立された大仏塔のまわりに、数度の拡張を経て建てられた200基以上の小仏塔が並び、周壁の外に僧院があったと考えられている。出土品一部サイドゥシャリーフの考古学博物館が収蔵

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世界大百科事典(旧版)内のブトカラの言及

【スワート】より

…ウディヤーナ国の首都は,現在のサイドゥ・シャリフの北東3kmほどのミンゴーラMingora(玄奘のいう瞢掲釐(もうかり)城)にあたり,この付近に遺跡が多い。ミンゴーラの南のブトカラButkaraの仏教寺院址が最も重要で,5度拡張された大ストゥーパのまわりに約200の小ストゥーパがあり,それらの囲壁の外に僧院があったらしい。サイドゥ・シャリフ西方のウデグラムUdegramには都市址があり,マウリヤ朝(前4世紀)からササン朝侵入期(4世紀)までの層位が確認された。…

※「ブトカラ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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