スーニオン岬(読み)すーにおんみさき(英語表記)Ákra Sounion

日本大百科全書(ニッポニカ) 「スーニオン岬」の意味・わかりやすい解説

スーニオン岬
すーにおんみさき
Ákra Sounion

ギリシア中東部、アッティカ半島南端の岬。別称コロナColonna岬、ラテン名スニウム・プロモントリウムSunium Promontrium。サロニカ湾入口にあたり、古来アテネ市にとって海上防衛上の要地であった。標高60メートルの断崖(だんがい)上に、紀元前5世紀なかばの建築で12本のドーリス式円柱をもつポセイドン神殿が残る。

[真下とも子]


出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

焦土作戦

敵対的買収に対する防衛策のひとつ。買収対象となった企業が、重要な資産や事業部門を手放し、買収者にとっての成果を事前に減じ、魅力を失わせる方法である。侵入してきた外敵に武器や食料を与えないように、事前に...

焦土作戦の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android