スーパーマリーン・スピットファイア(その他表記)Supermarine Spitfire

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 の解説

スーパーマリーン・スピットファイア
Supermarine Spitfire

イギリスの航空機メーカー,スーパーマリーンのレジナルド・ミッチェル技師の設計になるイギリス空軍戦闘機。1935年3月に初飛行し,1938年に就役。第2次世界大戦中はイギリス本土航空決戦(バトル・オブ・ブリテン)でイギリス本土をドイツ空軍から守るとともに,終戦までの長期にわたって重要な戦闘のほとんどすべてに参加した。基本形状は操縦席前方に細長くとがった機首が突き出し,主翼水平尾翼垂直尾翼のすべてが特徴ある楕円形になっている。24種類の改良派生型がつくられ,最初の 1万8000機あまりはロールス=ロイスのマーリン・エンジン,次の 2000機あまりはグリフォン・エンジンを搭載した。ほかにシーファイア艦上機がある。これらの生産は 1947年まで続き,製造数は 2万334機に及んだ。F.9標準型は,エンジンがマーリン63A(1710馬力)1,乗員 1,全長 9.3m,全幅 11.2m,総重量 3400kg,最大速度時速 657km,航続距離 670km。武装は 20mm機関砲 2,7.7mm機関銃 4。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

関連語 ロイス

《「晋書」杜預伝から》竹が最初の一節を割るとあとは一気に割れるように、勢いが激しくてとどめがたいこと。「破竹の勢いで連戦連勝する」[類語]強い・強力・強大・無敵・最強・力強い・勝負強い・屈強・強豪・強...

破竹の勢いの用語解説を読む