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セリクープ族 セリクープぞく Sel’kupy

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世界大百科事典 第2版の解説

セリクープぞく【セリクープ族 Sel’kupy】

ロシア連邦,西シベリアエニセイ川中流域左岸一帯に住む狩猟・漁労民。旧称はオスチャークサモエードOstyako‐samoed。人口3600(1989)。セリクープはかつてもっと南方のオビ川中流域に本拠地があったが,一部が17世紀に現住地へ移動したのち,本拠地のセリクープは著しくロシア化されてしまった。セリクープ語ウラル語族サモディ語派南方群を代表する唯一の現存語。文化的にはセリクープは北方群のサモエード諸族よりもむしろ,同じく内陸河川流域に住むハンティ族ケート族のほうに近く,このためこれら3集団はかつてオスチャークと総称された。

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All Rights Reserved. Copyright (C) 2015, Hitachi Solutions Create,Ltd. 収録データは1998年10月に編集製作されたものです。それぞれの用語は執筆時点での最新のもので、常に最新の内容であることを保証するものではありません。また、本文中の図・表・イラストはご提供しておりません。

世界大百科事典内のセリクープ族の言及

【ウラル語系諸族】より

…他方,後者の消息は研究の立遅れもあって判然としないが,西シベリアにあって後1世紀初頭に南群と北群に分かれる。南群のうちサヤン地方に残留した部分はその後チュルク化されて消滅し,セリクープ族のみが現存である。北群は北上を続け,先住民を同化して現存のネネツ族(ユラク・サモエード),エネツ族(エニセイ・サモエード),ガナサン族(タウギ・サモエード)の各族となる。…

【サモエード諸族】より

…人口3万4000(1979)。言語・文化的に北方群(ネネツ族,エネツ族Enets,ガナサン族)と南方群(セリクープ族)に分かれる。南方群には,話者を失って消滅したカマス,カラガス,コイバル,モトル,ソヨート,タイギ(これらすべてを総称してサヤン・サモエードという)も加えることができる。…

【ハンティ族】より

…人口2万2300(1989)。ハンティ族は,北群(オビ川流域の河口からシェルカリまで),南群(オビ川沿いにさらに南下してイルティシ川流域のトボリスクまで),東群(ハンティ・マンシースクからオビ川中流域沿いに支流のバスユガン川流域まで)に三分され,文化的にも北群はマンシ族に,南群はタタールに,東群はセリクープ族により近い。しかしアス・ヤフAs‐jax(ハンティ語で〈オビ川の民〉を意味する)に由来する旧称オスチャークがかつてはハンティ族だけでなく,マンシ族の一部やセリクープ族(旧称オスチャーク・サモエード),ケート族(旧称エニセイ・オスチャーク)をも包摂したように,そこには言語的差異を超越する文化的共通性(例えば,川筋に半定住する狩猟・漁労民)が反映されていると思われる。…

※「セリクープ族」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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