セルト(英語表記)Sert, José Luis

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「セルト」の意味・わかりやすい解説

セルト
Sert, José Luis

[生]1902.7.1. バルセロナ
[没]1983.3.15. バルセロナ
スペイン生れのアメリカの建築家。バルセロナの建築学校に学ぶ。卒業後パリのル・コルビュジエのもとで活動。 1929年にバルセロナで開業。 39年渡米,51年に帰化。 44~45年エール大学教授,53年以後グロピウスを継いでハーバード大学建築学教授および同大学院デザイン学部部長。 47~56年近代建築国際会議議長。 53年ケンブリッジに事務所開設。作品はバルセロナのアパート (1934~36) ,パリ万国博覧会のスペイン館 (37) ,バグダードのアメリカ大使館 (55~60) ,ハーバード大学夫婦学生寄宿舎 (62~64) ,ボストン大学チャールズ・リバー・キャンパス (60~65) など。主著"Can Our Cities Survive?" (42) および"The Heart of the City" (52,共著) 。

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世界大百科事典(旧版)内のセルトの言及

【青銅器】より

…とくに後期青銅器時代に発明された蠟型による鋳造法と,青銅の薄板を加工する技術は,初期鉄器時代にいたって一般化し,利器以外にも特徴的な青銅の容器,装身具,留針などの発達をもたらした。
[青銅斧]
 最も多く出土する青銅器は,木の柄をつけて斧や手斧として使ったセルトceltと呼ぶ斧頭である。最古のセルトは,1枚の開放鋳型によって鋳造された扁平斧である。…

※「セルト」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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