タマノカンザシ

百科事典マイペディア 「タマノカンザシ」の意味・わかりやすい解説

タマノカンザシ

中国原産のユリ科ギボウシ属の一種で大型多年草。観賞用に広く栽培される。全形はややオオバギボウシに似るが,柔らかい。花茎は高さ40〜65cm。8〜9月に開花,花は細長く,長さ11cm内外となり,純白色,芳香があり,夜咲く。おしべ花筒基部合着果実はほとんど実らない。
→関連項目ギボウシ

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改訂新版 世界大百科事典 「タマノカンザシ」の意味・わかりやすい解説

タマノカンザシ

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世界大百科事典(旧版)内のタマノカンザシの言及

【ギボウシ】より

…コバギボウシに近縁で,葉が小さく線形なミズギボウシH.longissima Honda(イラスト)は,関西と東海を中心に分布する。中国北部の原産で日本で栽植されるマルバタマノカンザシH.plantaginea Aschers.は,葉は黄緑色,花は純白で大きく芳香があり,夜咲きというギボウシのなかでは特異な特徴をもつ。この変種で葉の長いものをタマノカンザシvar.japonica Kikuti et F.Maekawa(イラスト)といい,日本にはこの型の方が多い。…

※「タマノカンザシ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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