タルク(Luis Taruc)
たるく
Luis Taruc
(1913―2005)
フィリピンの革命家。ルソン島パンパンガ州生まれ。1933年社会党入党。1938年社共合同のフィリピン共産党政治局員。1942年抗日人民軍(フクバラハップ)創設とともに総司令官に就任。1948年以来の反政府武装闘争を指導したが、党中央と離反し1954年投降。1968年マルコス大統領の特赦で出獄ののち国民議会議員。フィリピン解放闘争史を自伝的に記述した著書『Born of the People』は有名。
[黒柳米司]
出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例