チモールブルー

デジタル大辞泉 「チモールブルー」の意味・読み・例文・類語

チモール‐ブルー(thymol blue)

酸塩基指示薬の一。二段階変色を呈し、水素イオン指数ph1.2以下で赤、ph2.8から8.0で黄色、9.6以上で青になる。水に溶けにくく、エタノール塩基性溶液に可溶。チモールスルホンフタレイン

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化学辞典 第2版 「チモールブルー」の解説

チモールブルー
チモールブルー
Thymol Blue

C27H30O5S(466.60).チモールスルホンフタレインともいう.4′-ヒドロキシ-5′-イソプロピル-2′-メチルベンゾフェノン-2-スルホン酸をチモール塩化亜鉛と110 ℃ に加熱縮合させて合成する.褐色の粉末.分解点200~220 ℃.pK1.65,9.0.水に微溶,アルカリ性水溶液およびエタノールに易溶.酸塩基指示薬として用いられる.変色域が二つあり,pH < 1.2(赤),pH 2.8~8.0(黄),pH > 9.6(青).[CAS 76-61-9]

出典 森北出版「化学辞典(第2版)」化学辞典 第2版について 情報

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