翻訳|detritus
…もちろん,この二つ以上の範疇に入るものや,中間的なものも多い。 海洋の生物は,例えば海水中では,サメ,クジラなどの大型の動物が,小型の魚類(イワシ,サンマ,イカなど)を食べ,小型魚類などは,橈脚類copepodaなどの動物プランクトンを食べ,動物プランクトンは植物プランクトンや,生物の死骸が分解する途中にできる生物残査(デトリタスdetritus)を食べるというように,高次消費者―二次消費者―一次消費者―生産者という食物連鎖関係で結び合った生物群集を構成している。海の基礎生産は,植物プランクトンと,海藻および顕花植物の海草の光合成によっている。…
…また,海の動物のほとんどがえら呼吸を行うけれども,潮間帯にすむ生物の中には,湿った空気からも呼吸をすることのできるカニ類や,空気呼吸をする肺が発達した有肺類(軟体動物のうちイソアワモチ,カラマツガイなど)がいる。 潮間帯にすむほとんどの動物は,海水中の動植物プランクトンや有機物のくず(デトリタスdetritus)を,海水中からこし取って食べるろ過食者である。そのため,海水をかぶっていない時間は餌を食べることができない。…
…褐藻類の場合,ウニ類,アワビ,サザエなどの巻貝類などが藻食性だが,アマモなどの海草の場合,無脊椎動物でこれを餌とするのはウニ類の一部などごくわずかで,むしろ水鳥,ウミガメ,海牛類(ジュゴン,マナティー)などの脊椎動物が食べる。したがって高生産がそのまま上の栄養段階へ移行する割合より,死んだり,いろいろな原因で切れたりしたものが海底で,あるいは浜に打ち上げられて分解され,デトリタスdetritus(生物体の破片などと,そこに繁殖している微生物を含めた有機物の総称)となってから,ここを出発点とした食物連鎖に組みこまれるもののほうが多い。したがって堆積物食性の底生生物が多い。…
※「デトリタス」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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