デルタクリッパー(その他表記)deltaclipper

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「デルタクリッパー」の意味・わかりやすい解説

デルタクリッパー
deltaclipper

米航空宇宙局 (NASA) が,スペースシャトルに代わる新しい宇宙往還機として開発に取組んでいる単段式再利用型シャトル。シングルステージ・ツーオービット (SSTO) と呼ばれ,機体が垂直に離陸し,着陸時もエンジンを逆噴射して垂直に降りる。燃料はスペースシャトルと同じ液体水素液体酸素を使用する。 1980年代に開発され,93年8月に初の飛行実験に成功したデルタクリッパーX (DC-X) ロケットを大型に改良する。 99年には無人で地球軌道飛行,2000年過ぎには有人飛行実験が計画されているが,予算面で不確定要素も多い。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む