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ナムティエン Nam Tien

世界大百科事典 第2版の解説

ナムティエン【Nam Tien】

ベトナム民族が10世紀から19世紀にかけて,北部から南部先住民族をおしのけて拡大していった運動。ベトナム民族の故地であるソンコイ川(紅河)デルタ(トンキン・デルタ)は,すでに紀元前数世紀より開拓され,15世紀ころには一部の沼沢地や沿岸部を除いて開拓しつくされた。このため飢饉の発生のたびに,大量の人口が中部,南部のチャム族,クメール人の地に移動していった。これに加えて中国の中華思想の影響を受けた伝統王朝は,異文化地帯への拡張政策に熱心だった。

出典 株式会社平凡社世界大百科事典 第2版について 情報

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