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ナンシー派 ナンシーはÉcole de Nancy

世界大百科事典 第2版の解説

ナンシーは【ナンシー派 École de Nancy】

19世紀末から20世紀初頭にかけて欧米で展開したアール・ヌーボーの一流派。フランス東部の町ナンシーを中心に活動し,日本美術に強い影響を受けた草花鳥虫,とりわけ植物文様をモティーフに使った自然主義的な表現に特色があった。植物主義とも呼ばれるアール・ヌーボー運動の中心的な活動母体でもあった。ナンシー派の始まりは,ナンシーの工芸家É.ガレが,1878年のパリ万国博覧会に出品したガラス器や陶器が多くの賞を受賞して注目されたときに端を発しているが,本格的な展開は,89年パリ万国博覧会での大々的なガレおよびその一門の展示品と,グランプリをはじめとする数々の大賞受賞をもって始まった。

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世界大百科事典内のナンシー派の言及

【ガレ】より

…ガレはまた,当時ナンシーに遊学中であった画家高島得三(北海)と親交を結び,日本美術からも大きな影響を受けた。その作風は,古来のガラス技法を活用して自己の詩想を視覚化する個性的なものであるが,多くの支持者を得て盛行し,いわゆるナンシー派の成立をもたらした。【友部 直】。…

※「ナンシー派」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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