…【中原 勝儼】【後藤 佐吉】
【生体とモリブデン】
モリブデンは生体中に微量に存在するが,遊離状態での生理作用は不明で,おもに酵素の補欠因子として見いだされる。微生物では窒素固定菌類(根粒菌など)のニトロゲナーゼ,カビや大腸菌では硝酸塩を還元する硝酸レダクターゼなどの酵素に結合している。動物ではキサンチンオキシダーゼ,アルデヒドオキシダーゼなどの酵素に含まれる。…
※「ニトロゲナーゼ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...