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ニル・ソルスキー Nil Sorskii

世界大百科事典 第2版の解説

ニル・ソルスキー【Nil Sorskii】

1433‐1508
ロシアの修道僧,宗教思想家。俗名ニコライ・マイコフNikolai Maikov。非保有派(あるいは〈ボルガのかなたの隠者たち〉)の指導者。最初,ロシア北部のキリロ・ベロゼルスキー修道院で修行したが,やがて〈霊の利益のために〉,静寂を求めて,同修道院を去り,ソラ河畔に庵(いおり)をつくり,修道生活を始めた。〈この世〉の喧騒をさけ,少数の修道者らとともに禁欲的瞑想生活を送ることを理想とした。このような立場を彼はギリシアやパレスティナ,シナイ方面への旅において強化した。

出典 株式会社日立ソリューションズ・クリエイト世界大百科事典 第2版について 情報

世界大百科事典内のニル・ソルスキーの言及

【ロシア正教会】より

…しかし表面上の繁栄のかげで教会内の矛盾も拡大していた。16世紀初頭に修道士ニル・ソルスキーは修道院の大規模な土地所有を攻撃し,教会の社会的責任を主張するヨシフ・ボロツキーと論争を行った。そして後者の立場が勝利をおさめ,教会と国家の関係はますます密接になった。…

※「ニル・ソルスキー」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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