ヌン

百科事典マイペディア 「ヌン」の意味・わかりやすい解説

ヌン

エジプト神話の神。あらゆる存在の起源たる原初の大洋ないし混沌擬人化された神格で,一説オシリスとセドの兄弟とも。

出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報

世界大百科事典(旧版)内のヌンの言及

【海】より

…時が熟するとこの神の臍から蓮が生え出て花を開き,その中に創造神ブラフマーが誕生することによって,世界の創造が開始される。古代エジプトの神話では原初には大洋ヌンだけが存在したが,そのただ中に太陽神ラーが,まずピラミッドの形をした丘の形で出現した。それから彼は,自身にほかならぬその丘の上で自瀆して男神シューと女神テフヌートを生み出し,この両神から大地ゲブと天空ヌートが生まれたという。…

※「ヌン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android