ネアブラムシ(読み)ねあぶらむし

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ネアブラムシ」の意味・わかりやすい解説

ネアブラムシ
ねあぶらむし

昆虫綱半翅(はんし)目同翅亜目ネアブラムシ科Phylloxeridaeの昆虫の総称。微小な種からなる一群前翅の肘脈(ちゅうみゃく)(Cu脈)と第一臀脈(でんみゃく)(1A脈)は基部で合流し、Y字状の脈を形成する。触角は三節で、腹節の角状管を欠く。有性生殖雌、単為生殖雌はいずれも卵を産む。生活史の一部、あるいは一部の生活型は植物の根に寄生し、そこに虫こぶをつくるのでこの名がある。ブドウネアブラムシなど、著名な害虫が含まれる。

[林 正美]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

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