ネアブラムシ(読み)ねあぶらむし

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ネアブラムシ」の意味・わかりやすい解説

ネアブラムシ
ねあぶらむし

昆虫綱半翅(はんし)目同翅亜目ネアブラムシ科Phylloxeridaeの昆虫の総称。微小な種からなる一群前翅の肘脈(ちゅうみゃく)(Cu脈)と第一臀脈(でんみゃく)(1A脈)は基部で合流し、Y字状の脈を形成する。触角は三節で、腹節の角状管を欠く。有性生殖雌、単為生殖雌はいずれも卵を産む。生活史の一部、あるいは一部の生活型は植物の根に寄生し、そこに虫こぶをつくるのでこの名がある。ブドウネアブラムシなど、著名な害虫が含まれる。

[林 正美]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

貨幣 (名目) 賃金額を消費者物価指数でデフレートしたもので,基準時に比較した賃金の購買力を計測するために用いられる。こうしたとらえ方は,名目賃金の上昇が物価の上昇によって実質的には減価させられている...

実質賃金の用語解説を読む