ノースアメリカンF-86セイバー(読み)ノースアメリカンエフはちじゅうろくセイバー(英語表記)North American F-86 Sabre

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

アメリカ合衆国のノースアメリカンが開発した亜音速ジェット戦闘機。 1947年 10月に初飛行。朝鮮戦争朝鮮民主主義人民共和国のミグ MiG-15と空中戦を演じたことで有名。撃墜率はF-86セイバー1機に対してミグ 13機ともいう。アメリカ空軍および海軍をはじめ,自由主義諸国 26ヵ国が主力戦闘機として採用,総計およそ 3400機が生産された。日本ではF-86Fが新三菱重工業で国産化され,「旭光」と名づけられて,F-104Jが就役するまで航空自衛隊の主力戦闘機となった。また,航空自衛隊の曲技飛行チーム,初代ブルーインパルスの使用機として多くのファンに親しまれ,東京オリンピック競技大会では会場上空に五輪マークを描いた。F-86Fは,エンジンが J47-GE-27 (推力 2710kg) 1。乗員1,全長 11.4m,総重量 6.9t,最大速度時速 970km,戦闘行動半径 370~560km。武装は 12.7mm機関銃6,対空ミサイル。

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